高野山之図  享保17年(1732)

信仰的背景をもった社寺参詣曼荼羅の形式を
保持した絵図。
最下部に紀の川を描き、慈尊院より大門までの
町石道をさらに学文路より女人堂までの京大阪
道がそれぞれ詳しく描かれている。
延宝9年(1681)の「高野山之図」では町石道は大
門の正面に出ていたが、この絵図では大門より
弁天獄への道の途中に出ている。

木版墨刷
サイズ:73.3×45.5

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